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スレイベルを2種類使うわけ。パーカッショニストのこだわり

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パーカッション担当ナカムラです。

 

バイクの効果音を入れた曲には

10種類音を入れたという記事を書きましたが、

(こちらの記事です。レターソングにバイクの音?!)

 

その中に

「スレイベル①、スレイベル②」

と同じスレイベルが2種類。

その理由とは…。

 

まず、スレイベルといいますと、

クリスマスでお馴染みの

シャンシャンとなるベルです。

 

ジングルベルという呼び方もあるようですが、

一般的にはスレイベルという名称が

使われているのではないでしょうか。

 

11月半ば頃になると、

スレイベルを使うわけでなくても

「とりあえず持っていこう」となり、

寒さやイルミネーションやツリーよりも、

僕の中では(パーカッショニストの中では)

スレイベルの登場で

「もうそんな季節か…」と感じるのです。

 

スレイベルは、クリスマス感満載なので、

12月頃にとりあえず鳴らしておけば

季節感が出て非常に便利で素敵な楽器なのですが、

 

それが逆に5月や8月になると「???」、

ちょっと違うかな、となるわけです。

スレイベルが持つこの「クリスマス力」のおかげで、

季節限定になりがちな楽器ですが、

バイクの効果音を入れた曲を聴いた時、

スレイベルが頭の中で鳴りました。

 

クリスマスとは全く関係がなかった曲ですが、

明るく楽しい雰囲気を出すにスレイベルが合う!

と思ったのでした。

 

鳴らしてみると良い感じです。

音量を調節し、歌の後ろの背景のように位置付けると

クリスマス感も薄れ、

狙い通りの明るい雰囲気が出ました。

こういった楽器のチョイスは

センスが問われますので、

とてもドキドキします。

 

そして、冒頭の何故2つ鳴らしたのか?ですが、

8分音符でシャンシャンならしますと、

音が詰まって聞こえました。

なので、1つを4分音符で録音し、

1つを4分音符の裏(8分音符の2つ目)で録音しました。

バラバラに録った演奏を

2つ同時に鳴らすことで

8分音符に聴こえて、

それぞれが1拍鳴っているので音が伸び、

音が詰まる問題が解決されたのです。

 

以上、現場からでした。

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この記事を書いた人

パーカッション&ドラム
ドラムを江尻憲和氏に師事。その後、パーカッショニスト山口とも氏のアシスタントに就く。自らもドラマー・パーカッショニストとしての活動を開始し、都内を中心にライブハウスやカフェに出演、コンサート・レコーディングや、「あのニュースで得する人損する人」「マジパパJAPAN(J:COM)」等のテレビ番組に出演する等幅広く活動している。

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